田舎侍ランナー 真太平記

福岡県の田舎に住む市民ランナー

「めぐりあう時間たち」

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監督:スティーヴン・ダルドリー
原作:マイケル・カニンガム
音楽:フィリップ・グラス
出演:ニコール・キッドマンメリル・ストリープジュリアン・ムーアエド・ハリス

【概要】
1923年、ロンドン郊外。作家ヴァージニア・ウルフは病気療養のためこの地に移り住み、『ダロウェイ夫人』を執筆していた。午後にはティー・パーティが控えている…。1951年、ロサンジェルス。『ダロウェイ夫人』を愛読する妊娠中の主婦ローラ・ブラウンは、夫の望む理想の妻を演じることに疲れながらも、夫の誕生パーティを開くためケーキを作り始める…。2001年、ニューヨーク。『ダロウェイ夫人』と同じ名前の編集者クラリッサ・ヴォーンは、親しい友人でエイズ患者の作家リチャードが栄えある賞を受賞したことを祝うパーティの準備に取りかかっていた…。

【感想】
3つの時間軸を重ね、3つの女性の「1日」の心理状況の変化やそれによる決断も重なり合っていた。
孤独・焦り・同性愛?などなど色んな感情や交差していました。人間の深層心理を3人の大物女優が演じようとしていました。しかし、原作の物語の底が深く、動画で描くには大きすぎたようです。これでもアカデミー賞を取れるのは、キャスティングと演技力の成せる業でしょうが、1回見て分かるほど簡単な物語じゃないですね。
この原作を読んでみたいです。そうすると、登場人物たちの感情や考えがわかって、さらに面白いと思いました。