田舎侍ランナー 真太平記

福岡県の田舎に住む市民ランナー

「軍師の門」上

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作者:火坂 雅志

【概要】
乱世に自分の知恵を試したいと願う二人の男がいた。一人は、秀吉の前半生を支えた竹中半兵衛。いま一人は、秀吉の後半生を共に戦った小寺(黒田)官兵衛である。若き日の小寺官兵衛は、軍師の理想像を求めて竹中半兵衛のもとを訪ねる。しかし、半兵衛から「もっと悪くなれ」と言われたことに強い衝撃を受け、軍師の役目は軍略だけではないことに気付く。おのれの才知によって天下に名を残そうとする半兵衛と、軍師としての生き方を模索する官兵衛との間に「義」という絆が結ばれていく。(新刊JPより抜粋)

【感想】
大河ドラマ原作者の新刊。炎坂作品は、「虎の城」から2作品目。
豊臣秀吉の両腕で名高い両軍師の生き様に興味を持って買ってみた。
内容は読みやすくシンプル。いまの時代を生きることにも繫がるストーリーとなっている。
戦いの臨場感などは乏しいのが玉に傷。。。
上巻は、竹中半兵衛が世の中に出てきて、没するまで。竹中の生き様は、勉強になった。もっと半兵衛のことを書いている本を読んでみたくなった。
下巻は、徳川幕府の下、私達が住んでいる筑前を治めた黒田長政の父、黒田勘兵衛(のちの如水)を主役として語られる。楽しみ♪