田舎侍ランナー 真太平記

福岡県の田舎に住む市民ランナー

「項羽と劉邦」 上

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著者:司馬遼太郎

【概要】
紀元前3世紀末、秦の始皇帝は中国史上初の統一帝国を創出し戦国時代に終止符をうった。しかし彼の死後、秦の統制力は弱まり、陳勝呉広一揆がおこると、天下は再び大乱の時代に入る。――これは、沛のごろつき上がりの劉邦が、楚の猛将・項羽と天下を争って、百敗しつつもついに楚を破り漢帝国を樹立するまでをとおし、天下を制する“人望”とは何かをきわめつくした物語である

【感想】
司馬作品は2作品目。前回は「梟の城」だった。
今作は、中国が舞台。中国史は、小学時代に横山先生の「三国志」が大好きだった。
この時代は、三国志のまた一時代前だ。

項羽と劉邦の生きた、秦時代~漢時代は興味がありながら、あまり勉強もしたこともないし、本も読んだことがなかったので、司馬先生のつくるその時代にはまっていて新鮮だ。

項羽と劉邦という、2人の英雄は対照的でありながら、勃興期の人を惹く魅力に共通点も感じる。
中と後を読むのが楽しみだ。