田舎侍ランナー 真太平記

福岡県の田舎に住む市民ランナー

『新 三河物語 中巻』

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【著者】
宮城谷昌光

【概要】
“正義”とは何処に宿るのか。今川家が手放した駿遠をめぐり、信玄との戦いが始まる。あくまで義を重んじ、理を通そうとする家康が勝つか。圧倒的な武力と狡猾さをもつ信玄が勝つか――惨敗を喫した三方原から、信長との連合で大勝した長篠の戦い、そして衝撃の本能寺の変まで、壮絶な合戦の場で大久保一族が樹てた武功の数々。(新潮社HPより)

【感想】
就寝前には歴史小説というのが、このごろの僕の週間になっている。歴史小説以外に哲学的書物も就寝前が主だった。
静かに集中しながら読める、しかも眠くなる効果も若干ある(^^)

家康の一家臣団の大久保家の活躍で段々と勢力を広げている徳川家。
この章では、織田家の台頭と武田家との熾烈な駿府取り合戦。そして、その2つが衰退していき、次の世代へと移行する直前までになっていた。
歴史上では、とんとん拍子で徳川が強くなっていたと認識していたが、決して平坦な道のりではなく、ギリギリの決断や行動によってだったことが読んでいて感じた。

下巻を読むのが、毎夜の楽しみになってきた♪