田舎侍ランナー 真太平記

福岡県の田舎に住む市民ランナー

「風が強く吹いている」

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「風が強く吹いている」
 三浦しをん

竹青荘(アオタケ)に住む10名が、いきなり箱根駅伝に挑戦するという、まさしくフィクション小説という設定。
陸上経験者は3名。あとは、ド素人。そんな10名は個性溢れる面々。
箱根駅伝を目指し10名が結束していく姿や、「走る」を通して自分の魂を磨いている、という2点が私はこの本を読んで感動した。
著者が、たくさんのランナーに取材したことが読んで取れるほど、しっかりランナー心理を書いていた。小説の終盤には、何度も涙しました。箱根駅伝という、1人で20㎞以上を走り、10名で1本の襷をつないで行く。1区間は1人でも、10区間の合計で記録・順位が決まる。1人が速くてもダメ。でも、1人がダメでも、あとのメンバーで補うことも出来る。でも、襷を次の走者に渡せないと、駅伝は成立しない。

こんな感動し、いまの自分にピッタリの本に巡り会えたことが嬉しかったです。
この本は、岳珀さんのブログに紹介してあり、出会うことが出来ました。ありがとうございました。