田舎侍ランナー 真太平記

福岡県の田舎に住む市民ランナー

「死神の精度」

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「死神の精度」
伊坂幸太郎 作

Wikipediaより抜粋)
本作の主人公である死神。
死神の調査員として人間の世界に派遣され、調査対象である人間を一週間にわたり観察し、死を見定める。「可」にした場合、対象は八日目に死亡し、「見送り」とした場合は対象は死ぬ事なく、天寿を全うする事となる。調査期間の間に対象が死亡する事はなく、「可」にするか「見送り」にするかどうかについて明確な基準はなく、裁定は死神の裁量に全て任される。殆どの調査対象は「可」となり、「見送り」になる事は極めて稀である。
容姿が仕事のたびに変わるのに対して名前は毎回変化せず、死神個々の名前は必ず、「千葉」や「秋田」など市町村と同じ名前になっている。


KENさんの読書感想ブログで目に付いたので読んでみました。
作者の伊坂さんの作品は、以前「終末のフール」を読んでいた。
今は流行の作者だったので呼んでみた。結果はイマイチ。
なので、それ以来敬遠していた。
しかし、私が信頼する文学者のKENさんがおススメの本だったので読んだ。

作者の描く内容は、前作と似たようなことだった。
しかし、完成度ははるかに今作の方が上だった。
人間の内面を描こうとしていることはわかった。
生と死を題材にしているようにも感じた。
私が読んだ2作は、そうだった。

まっ、今回の本の内容を頼って感想を述べると、「可」かな??「見送り」かな??
主観的に言うと、「可」もなく「不可」もない。ですかね。