田舎侍ランナー 真太平記

福岡県の田舎に住む市民ランナー

「のぼうの城」

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のぼうの城
和田竜 作

[概要]
作者の小説家デビュー作であり、第29回城戸賞を受賞した「忍ぶの城」を、映画化を前提に小説として執筆したものである。第139回直木賞にノミネートされた。
表紙イラストはオノ・ナツメが担当している。

[あらすじ]
周囲を湖に囲まれ、浮城とも呼ばれる忍城(おしじょう)。領主・成田家一門の成田長親は、領民から「でくのぼう」を略して「のぼう様」と呼び親しまれる人物であった。
総大将たる長親には、将に求められる智も仁も勇もない、正にその名の通り、でくのぼうのような男。主だった将兵は小田原へ赴いていた。三成率いる二万超の軍勢に、百姓らを徴発して二千強の成田氏。果たして勝機はあるのか。

※概要とあらすじは、Wikipediaより抜粋

[感想]
痛快極まりなく、しかも武士道も交えた伝記物としても出来ている。
登場人物の描き方も面白い。
これは映画にしたらうけるでしょうね。私も見てみたい。

ただ、今まで読んだ伝記物のような重厚さはない。
私の読書速度でも3日という日数で読み終えた。

歴史を勉強し、ここまで物語を想像し、現在人に面白さを伝える脚本家ですね。
映画にするなら、監督、キャスティング、演出に注目したいです!