「影武者 徳川家康」上・中・下

隆 慶一郎作

【内容】
慶長五年関ヶ原。家康は島左近配下の武田忍びに暗殺された!家康の死が洩れると士気に影響する。このいくさに敗れては徳川家による天下統一もない。徳川陣営は苦肉の策として、影武者・世良田二郎三郎を家康に仕立てた。しかし、この影武者、只者ではなかった。かつて一向一揆で信長を射った「いくさ人」であり、十年の影武者生活で家康の兵法や思考法まで身につけていたのだ…。

【感想】
なかなか読み進めない、内容の重い歴史小説だった。
漫画も書かれる作者らしい、夢溢れる内容だった。
すごく取材をし、自分の想像力を駆使して、この大作を書いたのが分かる。
すごく悪く書かれていた秀忠がちょっと可愛そうになったけど。。。

内容の中に、人間の生きる意味や、信じているものがいるあるのか、男同志の絆、男と女の繫がり、などなど勉強になること盛り沢山だった。